ニセコの湯

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湯元ニセコプリンスホテルひらふ亭
ニセコアンヌプリ

日本のゲレンデ、世界のニセコに行ってきたのさ〜

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平成13年1月27日と28日の二日間、日本のスキーゲレンデ「ニセコ」に行ってきた。ひと月ほど前からとても楽しみにしていた。夕張生まれの札幌育ちとはいえ、高校卒業と同時に就職したり、卒業までは金銭的にあまり豊かでなかったこともあり、市営バスで行ける藻岩山でしか滑ったことがなかった。結婚してからも、妻と3月の富良野で一度滑ったのと、札幌国際で二度滑ったことがあるだけだ。ニセコは高校時代からの憧れのゲレンデであった。

 ちょうどこの日、家族の住む横浜では、15Cm以上の積雪があったらしいとは聞いていたが、ニセコへの道は1m以上の積雪が壁を作る。横浜の状況がピンとこない。朝8時に函館を貸切りバスで出てちょうど昼に着いた。途中、長万部では、名物「カニ飯弁当」を買い込み、ガマンできずに2時間近く早い昼飯だ。温かいカニ飯弁当は30数年振りで、瞬く間に平らげてしまった。横浜のデパートでやってる北海道物産展の味とは一味もふた味も違う。
 計画どおり(どこが・・・)予め弁当を食べておいたので、荷物を置き、着替えたらゲレンデへ直行だ。いや〜、さすが北海道のニセコ、日本のニセコ、世界のニセコ。素晴らしい雪質だ。まったく凍っていないのに固くしまって、ウエーデルンでは「キュッ、キュッ」と鳴く。本州の山では決してありえないのではないだろうか・・・。たいして行ってないから知らないだけで、本当は本州にだってあるのかもしれないが・・・(本州ファンの人ゴメン!)。

  2001/01/27 羊蹄山

 美しい羊蹄山を背中に眺めながら、剥き出しのリフトで山頂に向かうと、風の吹きつける左半面が痛い!左耳が千切れそうだ。バナナで釘を打ちつけるシーンやら、ピンクのバラを握り締めて粉々に、いやバラだから「バラバラ」にするシーンが脳裏に浮かぶ。その浮かぶ脳裏が凍りつく。用意した毛糸の帽子を忘れて出かけて来たことを大いに悔やむ。2時間半程これ以上ないような雪質を堪能したが、わずか3日前にはキーボードの叩き過ぎから来る腰痛で、歩けないほどになっていたので、ここはガマンと決め込み、宿へと戻る。
 宿は、さして綺麗でもなくまったく大きくもない。・・・というより、山中に大きなホテルが立ち並ぶニセコでは、まるで民家のようだ。これでは風呂に期待が持てないので真向かいにある「湯元ニセコプリンスホテルひらふ亭」までもらい湯に。もらうって言っても、870円もの大金を払っての入湯だ。
 浴槽は一部が気泡風呂になっている大浴槽と寝湯、水風呂・・・水風呂があるんだからサウナもある。味は特段ないがほんの微かな硫黄臭。そして露天風呂。ホテルの客室側からは見えないように囲いがあるが、ゲレンデ側にはまったくない。もちろんスキーヤーからは丸見えだ。米粒のように見えるスキーヤーからはこっちも米粒のように見えてるに違いないのだが、妙に男としての本能が、立ち上がって見せつけようとする。オイオイ、米粒の付属品だぜ、米ぬか位にしか見えないって・・・。

 1時間半ほど温泉でくつろぎ、宿へ戻ったが、みんなまだ滑っているらしい。ちょっと寝とこうっと、今夜はオールナイトかな・・・。30分ほどウトウトしていると同室者が戻ってきた。味も量も十分な食事をとって交歓会の部屋へ。
 大した内容のない話しを、記憶が良くわからないほど話しまくって、あっさ〜。取りあえず、寝癖を直して寝汗を流さなきゃ・・・と宿の風呂へ、こりゃまった〜驚いた。妙に風呂が綺麗でないの・・・。まるで民家のような外観なのに、風呂は小さな温泉ホテル並・・・。部屋は、いや全体的に、お世辞にも綺麗とは言えないんだがな〜。温泉ではないが、これはまったく文句なく ◎。

 スキーには行かず、最初のリフトから見えた山田温泉ホテルへ行ってみようと思う。リフトで上空を通過するときにかなり硫黄臭い匂いがしてたので、きっと良い温泉があるに違いない。
 ・・・ところが、スキーに行かないと決め込んでみんなを見送ってから宿の親父さんに聞くと、シーズン中の宿泊客が多いときには、日帰り入浴はさせてないかもしれない、と言う。仕方ないから、昨夜、仲間の女の子達が行って来て非常に良かったと言う「温泉ゆころ」(600円らしい)へ行こうとするが、またまた宿の親父さんによると午後2時からだと言う。露天風呂があるらしく、なんかよさそうだったんだがナ〜。しかたないから、また「湯元ニセコプリンスホテルひらふ亭」に行こうと思ったら、ボイラーの修理で外来お断りだと言う。そう言えば昨晩も、水のようにぬるい湯しか出ないので変だと思ったことを思い出した。なにか悪い奴の企みで、温泉に入れないよう計画されているのではないか・・・?

 ただただゴロゴロと過ごし、早くあがってきた3人を誘って近くの食堂へ。宿の親父さんの情報によると、「比羅夫山荘」の店主は夏場、積丹で漁師をしているそうで、海鮮の素材は確かだという。カニラーメンが高いが美味いらしい。ラーメンは2種類のみ、カニラーメンが1,000円。比羅夫山荘スペシャルとも言うべき海鮮ラーメンはなんと2,500円。「おね〜さ〜ン。ジンギスカン4人前(1人前1,000円)と生ビール4つネ。」、「2人前おかわり!」、「御飯2つと、ビール2つ追加!」。いや〜食った食った。久しぶりで食べるジンギスカンは美味い!さらに、先輩が半分持ってくれたから美味さ倍増だ。ご馳走様でした!!

 宿から15分のところにあって、大きな露天風呂のある「ニセコアンヌプリ温泉」に立ち寄り、みんなはゲレンデの汗を、我々はジンギスカンの匂いをさっぱりと落とす。悪い奴はいなかったようだ。入湯料700円。内風呂もあったが、小さいので無視して露天風呂へ直行。内風呂の6倍くらいある大きなもので、深さがまた深い。立ち膝でないと溺れてしまうヨ。こりゃ大人数で入れるね、足が伸ばせないもの。周囲にある岩の一つに腰掛けてやっとあごを出す。湯は特に味はしないが、微妙に硫黄の匂いがする。熱いので周囲の雪を落としてうめる。いい湯だ。宿泊もやっているらしい。温泉に行ったらスキーもできたよってパターンかな?世界のニセコに来てることを忘れてた。スキーをしなきゃ、スキーを・・・。

 帰り道、再び長万部で休憩をとり、また、「カニ飯弁当」を買い込む。帰宅してからの夕食にするつもりだ。函館来てから初めて「旅行に行った。」と感じる旅行だった。やはり、バスで動くのがいいのかな。温泉だし、スキーもできたし・・・。違うって!スキーツアーだったんだって!


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