
竹葉新葉亭には思い出がある。結婚して数年後、妻と車で北海道一周をしたときに、本州へ渡る前夜をまだ新葉が付かない、純和風旅館「竹葉」で過ごしたのだ。★彡
磨き上げられた廊下と階段の踏み込みが実に綺麗で今でも印象に残っている。また、階段のアクセントに四角形の竹が数本立っていたことも記憶に残っている。もちろん食事は部屋食で、心のこもった暖かいもてなしが、実に気持ち良く旅の疲れを落としてくれたのである。
そして新しい竹葉新葉亭。かつての面影はまったくない。しかしその趣、気品はまったく変ることがなく、そして何より団体観光客を相手にしているホテルに有りがちな従業員のせわしさがまったくない。そういうホテルがどうこう言っているのではない。函館の産業としてそれらのホテルも立派に貢献しているのは事実である。
もし、同じ宿の泊客の喧騒に邪魔されることなく、旅の疲れをゆっくりと温泉で解きほぐしたいと思ってこの宿を選んだら、あなたは「正解」。
さて風呂であるが、残念ながら日帰りはやっていない。宿の性格を考えると当然であり、まったく責める気はない。泊りがけで湯を楽しみ、心のこもった食事を味わい、くつろぎのひとときを過ごすことを薦めます。なんか安い映画の合間の宣伝のようだが、期待に反することがないことを確信している。で、その温泉であるが、浴室も綺麗で大きなガラス窓の向こうに青々とした竹が数十本・・・。まさに新しい葉を広げていた。透明な無臭の湯で、味はほんの微かにしょっぱい。肌がすべすべしたところは昔のままであった。雪の中、青々した竹を愛でながら入る露天風呂もまたいいものである。洗い場も広く綺麗であった。
妻との旅行は、引き続き恐山、十和田湖、龍泉洞、浄土が浜と廻ったが宿にはまったく恵まれなかった。竹葉ですっかり疲れを取り除いてしまったので、その後は疲れが増すばかりであったことがその後の旅行にあまり良い印象を持っていない理由か・・・。(ーー;)
ビールは全メーカーのビンビールがありました。